Abstentionとは

ABSTENTION
読み: Abstention

Abstentionとは、多モーダルAIモデルが判断を保留し、答えを出さない選択をすることである

読み: Abstention

多モーダルAIモデルが判断を保留し、答えを出さない選択をすることである。確信度が低い際に誤った回答を避けるための安全策として機能する。

かんたんに言うと

試験で分からない問題に対して、適当に埋めず「回答しない」という選択肢を選ぶことと同じである。

AIが回答を避ける仕組み

AIは通常、入力に対して最も確率が高い回答を出力するよう設計されている。しかし、確信度が一定の基準に達しない場合、あえて回答を控える仕組みがAbstentionである。これにより、誤った情報を生成するリスクを低減できる。精度の向上よりも、信頼性の担保が優先される場面で活用される。

実務における使いどころ

医療診断や法的アドバイスなど、誤りが許されない専門領域での導入が進んでいる。AIが判断を拒否することで、最終的な意思決定を人間に委ねるフローを構築できる。現場では、AIの回答を盲信せず、人間が介在するタイミングを明確にするために利用する。業務プロセスにおいて、自動化と慎重さのバランスを調整する役割を果たす。

運用上の注意点

Abstentionの設定が厳しすぎると、多くのケースで回答が返ってこない事態を招く。逆に基準が緩いと、誤情報が出力されるリスクが残るため、適切な閾値の設計が欠かせない。運用を開始した後は、どの程度の頻度で回答が拒否されているかをモニタリングする必要がある。システム全体の利便性と安全性のどちらを重視するか、方針を明確にすることが重要となる。

当社の見解

当社はAIが「分からない」と正直に言える設計を、記憶システムの中核原則としている(2026年4月現在)。importanceスコア(1-5段階)で記憶の確信度を管理し、確信度の低い情報には必ず(推測)を明記するルールを全AIに適用している。1,655件の記憶データをピラミッド型(1:52%→5:3%)に再分類し、「ほとんどの情報はどうでもいいこと、本当に重要なことはごくわずか」という人間の記憶と同じ構造を実現した。

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