TAKTとは
TAKTとは、複数のAI
読み: タクト
複数のAI(Claude Code、Codex、Cursorなど)を協調させてコーディングタスクを自動化するオープンソースのオーケストレーションツール。YAMLでワークフローを定義し、ステートマシンとして管理することで、AIが勝手にステップを飛ばす問題を構造的に防ぐ。
かんたんに言うと
オーケストラの指揮者のように、Claude CodeやCodexといった複数のAIに「次はお前が実装しろ」「お前はレビューしろ」と役割を割り振り、全体の流れを管理するツール。
YAMLベースのステートマシンとFaceted Prompting
仕様レビューから実装、テスト確認までの一連の流れをYAMLファイルで「Pieces」として定義する。各工程は状態遷移(ステートマシン)として管理されるため、チャット型AIにありがちな「途中のステップを飛ばして先に進んでしまう」問題を仕組みで防ぐ。
AIへの指示は「Faceted Prompting」という手法で5つの要素に分離する。Persona(役割)、Policy(方針)、Instruction(指示)、Knowledge(知識)、Output Contract(出力形式)。巨大なプロンプトを一塊で渡すのではなく、部品化して各工程のエージェントに適切に合成して渡す。
自律リトライと監督AIによるエスカレーション
コードの検査にはAIレビューアが当たる。基準を満たさなければ実装AIに差し戻して自動で修正ループを回す。
ただし無限ループを防ぐ仕組みも入っている。修正が繰り返し失敗する場合は、Supervisor AIが介入してエスカレーションする。人間が確認するのは、この自動ループを抜けた成果物だけである。
タスク実行時にはGitのワークツリーを隔離し、完了後にプルリクエストを自動作成する。既存のチーム開発フローに乗せやすい設計になっている。
当社の見解
当社ではClaude Code、Antigravity(Gemini)、Codex(OpenAI)の3つのAIエージェントを日常業務で併用している(2026年4月現在)。この体制により、社員1人あたり複数のAIが並行して作業を進め、人間は判断とレビューに集中できるようになった。エージェント間の記憶共有により「別のAIに同じ説明を繰り返す」無駄が消え、プロジェクトの引き継ぎコストがゼロに近づいた。失敗の教訓が自動で次の作業に注入される仕組み(Agentic RAG)も構築し、同じミスの再発率を構造的に下げている。さらにProactive AI(意図先読み型アシスタント)を実装し、ユーザーがメッセージを送る前に関連する過去の記憶を自動検索・注入する仕組みを稼働させている(意図分類精度80%、応答時間3.6秒)。
同じ失敗を二度としないAIエージェント
今のAIは、聞けば何でも答えてくれます。
でも、セッションが切れた瞬間に前回の失敗を忘れます。
当社が開発しているAIは、過去の経緯を念頭に置いて、
聞かれる前に「それは前回うまくいきませんでした」と声をかけます。
人間にも同じ失敗をさせず、AI自身も繰り返しません。
古参の社員が横にいるように、黙っていても気づいてくれる。
それが、当社が考える本当のAI社員です。
